西園寺源透(読み)サイオンジ ゲントウ

20世紀日本人名事典 「西園寺源透」の解説

西園寺 源透
サイオンジ ゲントウ

明治〜昭和期の郷土史研究家,政治家 伊予史談会創立者;愛媛県議。



生年
元治1年3月(1864年)

没年
昭和22(1947)年12月6日

出生地
伊予国宇和郡川内村(愛媛県)

経歴
6歳の時宇和郡富野川村の西園寺家の養子となる。富野川小学校教師、東宇和郡書記を経て、明治23年初代中筋村村長、のち郡会議員、愛媛県議を歴任。その後松山に移り、松山電気鉄道、小倉薬館の支配人を務める。大正3年景浦直孝らと伊予史談会を創立、機関誌「伊予史談」を創刊、伊予郷土史研究に専念した。代表的な編さん書に「伊予古文書」「伊予誌材雑集」「宇和郡資料」「石土資料」「高鴨資料」「伊予奇談伝説」(全25巻)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西園寺源透」の解説

西園寺源透 さいおんじ-げんとう

1864-1947 明治-昭和時代前期の郷土史家。
元治(げんじ)元年3月生まれ。愛媛県会議員などをつとめる。大正3年景浦直孝らと伊予(いよ)史談会を創立,郷土史料の収集,紹介に専念し,「伊予史談」に論文を発表した。昭和22年12月6日死去。84歳。伊予(愛媛県)出身旧姓大野。号は冨水,予水など。著作に「伊予奇談伝説」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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