西地方(読み)にしじかた

日本歴史地名大系 「西地方」の解説

西地方
にしじかた

三原西みはらにし町の周辺、町奉行所の管轄下に置かれた年貢地。「国郡志下調書出帳」によると、慶安元年(一六四八)西野にしの村の高のうちから畝数二二町五反余、高一六四・四四石が西地方分として独立。「三原志稿」によると、後に鍛冶かじ新開六反八畝余、高九・四四二石、助一郎すけいちろう新開三反八畝余、高四・九九二石を合わせ、二三町五反八畝、高一七八・六五四石となった。地方庄屋が置かれ、寛文一一年(一六七一)から百姓四名を残して宗門改め西野村より独立して行い、寛延三年(一七五〇)からは全員地方改めとなり、広島上納物や郡割などは西野村へ出すこととされた(前記書出帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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