西大畑遺跡(読み)にしおおばたけいせき

日本歴史地名大系 「西大畑遺跡」の解説

西大畑遺跡
にしおおばたけいせき

[現在地名]水沢市佐倉河 満倉

水沢段丘南縁にある。標高約六二メートル。調査は昭和四九―五〇年(一九六四―六五)の二ヵ年にわたって行われた。検出された遺構竪穴住居跡七棟・掘立柱建物跡七棟・溝一三条・落し穴状遺構四基などである。竪穴住居跡は二期に分れ、古墳時代中期四棟・奈良時代初期三棟である。

古墳時代の住居跡の規模は最大六・二メートル×六メートル、最小二・九メートル×二・五メートルで、大規模二棟・小規模二棟に分れる。形状はほぼ方形である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android