西尾忠尚(読み)にしお ただなお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西尾忠尚」の解説

西尾忠尚 にしお-ただなお

1689-1760 江戸時代中期の大名
元禄(げんろく)2年生まれ。西尾忠成(ただなり)の4男。正徳(しょうとく)3年遠江(とおとうみ)(静岡県)横須賀藩主西尾家2代。2万5000石(のち3万5000石)。奏者番兼寺社奉行,若年寄をへて延享2年西丸老中,3年老中となる。領国文化,産業振興につとめた。宝暦10年3月10日死去。72歳。初名は忠直

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の西尾忠尚の言及

【西尾氏】より

…近世大名。三河国の出身。吉次は織田信長に仕え,のち徳川家康に属して5000石を知行。1602年(慶長7)加増されて武州原市1万2000石となる。その後,上野白井,常陸土浦,駿河田中(2万5000石),信州小諸を経て,82年(天和2)忠成のとき遠州横須賀に移る。その子忠尚は若年寄,老中などの要職を歴任する一方,2度の加増により3万5000石。明治に至り安房花房へ転封される。当主はおおむね隠岐守を称する。…

※「西尾忠尚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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