日本歴史地名大系 「西屋形村」の解説 西屋形村にしやかたむら 大分県:下毛郡本耶馬渓町西屋形村[現在地名]本耶馬渓町西屋形八面(はちめん)山の南麓を流れる屋形川の上流部、南の谷にあり、東は宇佐郡境の山、西は羅漢(らかん)峠を越えて跡田(あとだ)村、北は東屋形村。正慶二年(一三三三)一月二五日の藤原氏女処分状(屋形米二郎文書)に、<資料は省略されています>と現西屋形の字名がみえており、応永二八年(一四二一)四月二日の屋形諸弘紛失状写(屋形三郎文書)にも、「とく(徳)地」「桑津留」の字名がみえる。文書目録并屋形氏系譜写(屋形米二郎文書)に「諸清氏女諸利 西屋形先祖歟」とあり、彼は「屋形里稲男・稲富名等」を相伝し、正平一六年(一三六一)これの安堵を申請している(同年九月日「大根河社惣検校宇佐諸利申状」屋形三郎文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報