西島新田
にしじましんでん
[現在地名]西淀川区西島一―二丁目
神崎川の河口に開発された新田で、出来島新田の南西にあり、東を神崎川の分流西島川が流れる。集落は同川西岸の尼崎(現兵庫県尼崎市)に向かう街道沿いに南北に延びる。旧地は西島とよばれたが、元禄一一年(一六九八)幕府が大坂の河口に新田の開発を進めた際九条村(現西区)の池山新兵衛が地代金四二〇両で請負った。同一五年反別一二町二反余・高八三石余(大阪市史)。のち開発を進め天保郷帳では一五六石余。天保一〇年(一八三九)大坂湊口新田細見図によると、地主は矢倉新田地主の京都下立売小川(現京都市上京区)の鍵屋九右衛門。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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