西洋山葵(読み)せいようわさび

精選版 日本国語大辞典 「西洋山葵」の意味・読み・例文・類語

せいよう‐わさびセイヤウ‥【西洋山葵】

  1. 〘 名詞 〙 アブラナ科の多年草。ヨーロッパ南東部原産で、ヨーロッパ一帯に野生。日本には明治初期にアメリカから渡来した。山葵に似た香辛味があり、円柱形の根を香辛料とする。すりおろしてローストビーフに添えて食するほか、乾燥粉末をわさび代用とする。わさびだいこん。うまだいこん。ホースラディッシュ
    1. [初出の実例]「牛肉を焼いたのを薄く切って西洋山葵(ワサビ)を添えたのや」(出典航海(1971)〈吉田健一〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の西洋山葵の言及

【ワサビダイコン(山葵大根)】より

…アブラナ科の多年草(イラスト)。セイヨウワサビ,ホースラディシュともいう。ヨーロッパ南東部の原産と考えられ,古くから香辛料として栽培利用されている。…

※「西洋山葵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む