日本歴史地名大系 「西牧氏館跡」の解説 西牧氏館跡にしまきしやかたあと 長野県:南安曇郡梓川村北条村西牧氏館跡[現在地名]梓川村大字梓 南北条金松寺(きんしようじ)山の東麓、北条(きたじよう)城跡の麓にある。当館は上野原の真中にあって、現在一面の畑地帯である。初見は守矢満実書留の文明一二年(一四八〇)一〇月一〇日の条に「西牧殿屋形焼候、大風吹、小屋千間計焼失」とある。館は東西四五間、南北五五間で南東隅を欠き、古い姿を存している。高さ六尺、幅二間半の土居をめぐらし、現在西北隅と北側にその一部が残っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報