西瓦町(読み)にしかわらまち

日本歴史地名大系 「西瓦町」の解説

西瓦町
にしかわらまち

[現在地名]高松市瓦町かわらまち常磐町ときわちよう南新町みなみしんまち

城下町南東隅の町人町。北は古馬場ふるばば町、東は東瓦町、西は南新町に接する。生駒氏時代は東瓦町・新瓦しんかわら町とともに町割外の地で東浜ひがしはま村に属し、瓦焼師が居住したので瓦焼かわらやきという地名でよばれた。近世後期に南新町との境に上水源としておお井戸が掘られ、福田ふくだ町・塩屋しおや町一―二丁目・築地つきじ町・東浜町に至る城下南東部の町に給水した。


西瓦町
にしかわらまち

[現在地名]中区新栄しんさかえ一丁目

東瓦ひがしかわら町の西に位置する。かつて常徳じようとく(現南区)より南には町屋がなく、畑の中に瓦を焼く所があった(尾陽寛文記)が、元和年中(一六一五―二四)この地に瓦師十左衛門が住んだことから瓦町と称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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