日本歴史地名大系 「西矢島村」の解説 西矢島村にしやじまむら 群馬県:太田市西矢島村[現在地名]太田市西矢島・庄屋町(しようやまち)東矢島村の西にあり、南は高林(たかはやし)村、西は下浜田(しもはまだ)村、北は飯塚(いいづか)村。中央を八瀬(やせ)川が南流する。応永一一年(一四〇四)四月七日の新田庄内惣領知行分注文写(正木文書)に「矢嶋村浜田郷内」とあり、また一五世紀半ばの新田庄内岩松方庶子方寺領等注文(同文書)にも同様の記載がみえる。「長楽寺永禄日記」永禄八年(一五六五)九月一八日・一九日条によると小田原北条氏の金山(かなやま)城攻撃に備え、由良成繁父子が矢島に出陣している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報