西綾小路東半町(読み)にしあやこうじひがしはんちよう

日本歴史地名大系 「西綾小路東半町」の解説

西綾小路東半町
にしあやこうじひがしはんちよう

下京区綾小路通油小路西入

東西に通る綾小路通(旧綾小路)を挟む両側町。

平安京条坊では左京五条二坊四保一〇町の地、平安中期以降は綾小路油小路の西の地にあたる。「山槐記」仁安二年(一一六七)四月一〇日条に「今日午剋、宰相入道入滅、於綾小路南油小路西家入滅云々住臨終正念云々、年四十六」とあり、町内南つら付近に藤原俊憲邸が所在した。

近世に入り、寛永一四年(一六三七)洛中絵図・寛文一二年(一六七二)洛中洛外大図には、現在は西に隣接する西綾小路西半町を含めて「西綾小路町」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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