西蓮坊(読み)さいれんぼう

日本歴史地名大系 「西蓮坊」の解説

西蓮坊
さいれんぼう

[現在地名]赤来町下来島

賀田かだ城跡北東高台にある。法雲山と号し、浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来。開基は西蓮、俗名吉川野津亮頼経。現在加田かだ集落の字家の空いえのそらに県指定天然記念物の下来島しもきじまボダイジュがあり、傍らに小観音堂と地蔵堂がある。昔の西蓮坊跡と伝える。現在のボダイジュは二代目で、享和二年(一八〇二)の西蓮坊略縁起、天明七年(一七八七)の西蓮坊略縁起にこの菩提樹がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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