西蓮(読み)さいれん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西蓮」の解説

西蓮(1) さいれん

?-? 鎌倉時代の女性。
平光盛の4女。久我通光(こが-みちみつ)の妻。寛喜(かんぎ)元年(1229)父から尾張(おわり)海東荘,播磨(はりま)這田(ほうだの)荘などをゆずられる。のち,それらを久我通忠の妻や久我通基にゆずった。三条局とよばれ,夫の死後出家し西蓮と名のった。

西蓮(2) さいれん

?-? 鎌倉時代の刀工
筑前(ちくぜん)(福岡県)博多談議所(九州探題)の抱え工。良西の子といわれているが弟という説もある。正応(しょうおう)-文保(ぶんぽ)(1288-1319)ごろの人。名は国吉

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android