西貞方村(読み)にしさだかたむら

日本歴史地名大系 「西貞方村」の解説

西貞方村
にしさだかたむら

[現在地名]徳島市応神町西貞方おうじんちようにしさだかた

東貞方村の西に位置し、南は名東みようどう高崎たかさき村、西は徳命とくめい(現藍住町)、北は勝瑞しようずい(現同上)北方に枝村の小島こじま村が位置し、「和名抄」に載る板野郡小島おしま郷、中世小島庄の遺称地とする説がある。慶長二年(一五九七)の分限帳に西貞方とみえ、三五〇石が賀藤甚兵衛の知行分。同九年の検地帳写(松浦家文書)によれば、高三六一石余。正保国絵図でも同高で、寛文四年(一六六四)郷村高辻帳では田方二石余・畠方三五八石余、枝村として小島村の記載がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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