西遊録(読み)セイユウロク

デジタル大辞泉 「西遊録」の意味・読み・例文・類語

せいゆうろく〔セイイウロク〕【西遊録】

中国地理書。1巻。耶律楚材やりつそざい撰。チンギス=ハン西征に従って見聞した中央西アジア諸地方の地理風俗記録

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精選版 日本国語大辞典 「西遊録」の意味・読み・例文・類語

せいゆうろくセイイウ‥【西遊録】

  1. 中国の地理書。一巻。元の耶律楚材撰。ジンギス汗の西征に加わって体験した史実や西アジア諸都市の有様を記す。当代の中央・西アジアの地理、風俗を知る重要な史料

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世界大百科事典(旧版)内の西遊録の言及

【耶律楚材】より

…オゴタイの死後,トラキナ皇后の信を得ず,失意のうちに死んだ。著書に《湛然居士集》14巻と《西遊録》1巻がある。【勝藤 猛】。…

※「西遊録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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