20世紀日本人名事典 「西郷吉義」の解説
西郷 吉義
サイゴウ ヨシミチ
- 生年
- 安政2年11月7日(1855年)
- 没年
- 昭和2(1927)年9月3日
- 出身地
- 信濃国松本(長野県)
- 学歴〔年〕
- 東京大学医科〔明治15年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士〔大正2年〕
- 経歴
- 松本藩士・西郷直諒の二男に生まれ、のち同藩・西郷元善の養子となる。明治15年東京大学医学部准助教授となり、陸軍一等軍医に任ぜられ、東京鎮台付兼陸軍軍医学校教官、のち柳樹屯兵站病院院長、台北兵站病院院長、東京衛戍病院院長、近衛師団軍医部長、陸軍軍医学校校長などの要職を歴任。明治37年軍医監に就任、大本営付となり、侍医を兼任する。39年から宮内省派遣で2年間ドイツに留学。帰国して専任侍医となり、43年侍医寮主事を兼任。大正2年侍医頭となった。3年から侍医寮御用掛、宮中顧問官を務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報