要役地(読み)ヨウエキチ

精選版 日本国語大辞典 「要役地」の意味・読み・例文・類語

ようえき‐ちエウエキ‥【要役地】

  1. 〘 名詞 〙 地役権が設定された場合に、権利をもつ側となって承役地から一定利益を受ける土地。
    1. [初出の実例]「地役か訴訟物なるときは要役地の地役により得る所の価額に依る」(出典:民事訴訟法(明治二三年)(1890)五条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の要役地の言及

【地役権】より

…たとえば,公道から自分の土地に出入りするために他人の土地を通行したり,他人の土地に湧く水を自分の土地に引くなどの形で,特定の土地(要役地)の便益のために他人の土地(承役地)を利用する物権をいう(民法280~294条)。地役権は要役地にとっては利用度の拡大を,承役地にとっては負担を意味する。…

※「要役地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む