日本歴史地名大系 「要金寺」の解説 要金寺ようきんじ 栃木県:那須郡塩原町金沢村要金寺[現在地名]塩原町金沢金沢中(かねさわなか)の中央にある。金沢山と号し、真言宗智山派。本尊は大日如来。寺伝によると寛治年間(一〇八七―九四)山本家隆が鳩(はと)ヶ森(もり)城(宇都野城)築城とともに祈願所として字入の坊(いりのぼう)に開創し、永享年間(一四二九―四一)に山本主計頭が字上の原(うえのはら)に移したという。文安年間(一四四四―四九)沢(さわ)村観音寺(現矢板市)の法流相続となり、宥金が住職となる。この時、正覚山安養院要金寺と号したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by