デジタル大辞泉 「見参の板」の意味・読み・例文・類語 げんざん‐の‐いた【見参の板】 清涼殿の孫庇まごびさしの南端にあった床板。1枚だけ釘づけにしないでおいたので、そこを踏めば音がし、見参した者の出入りがわかった。鳴板なるいた。げざんのいた。 げざん‐の‐いた【▽見参の板】 ⇒げんざんのいた 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「見参の板」の意味・読み・例文・類語 げんざん【見参】 の 板(いた) 中古、清涼殿の孫庇(まごびさし)の南端にあった、釘付けにしてない床板。そこを踏めば音がするので、見参の人の出入りが知られたという。鳴板(なるいた)。[初出の実例]「光頼卿〈略〉殿上の小蔀の前、見参の板たからかにふみならしてたたれたりける」(出典:平治物語(1220頃か)上) げざん【見参】 の 板(いた) =げんざん(見参)の板 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例