見参の板(読み)ゲンザンノイタ

デジタル大辞泉 「見参の板」の意味・読み・例文・類語

げんざん‐の‐いた【見参の板】

清涼殿孫庇まごびさし南端にあった床板。1枚だけ釘づけにしないでおいたので、そこを踏めば音がし、見参した者の出入りがわかった。鳴板なるいた。げざんのいた。

げざん‐の‐いた【見参の板】

げんざんのいた

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精選版 日本国語大辞典 「見参の板」の意味・読み・例文・類語

げんざん【見参】 の 板(いた)

  1. 中古、清涼殿の孫庇(まごびさし)の南端にあった、釘付けにしてない床板。そこを踏めば音がするので、見参の人の出入りが知られたという。鳴板(なるいた)
    1. [初出の実例]「光頼卿〈略〉殿上の小蔀の前、見参の板たからかにふみならしてたたれたりける」(出典:平治物語(1220頃か)上)

げざん【見参】 の 板(いた)

  1. げんざん(見参)の板

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