すべて 

小蔀(読み)コジトミ

デジタル大辞泉 「小蔀」の意味・読み・例文・類語

こ‐じとみ【小×蔀】

格子造りの小さな窓。
清涼殿石灰いしばいの壇の壁の上方にある、格子造りの小さい窓。ここから天皇殿上てんじょうを見た。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小蔀」の意味・読み・例文・類語

こ‐じとみ【小蔀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上下に懸けはずしできる格子造りの小形の戸。明かりとりなどのためのもの。
    1. [初出の実例]「上(かみ)のこしとみあけたれば、風いみじう吹き入れて」(出典:能因本枕(10C終)七八)
  3. 清涼殿の昼(ひ)御座(おまし)殿上の間との境にある石灰(いしばい)の壇の南の壁の上方につけてある小さい窓。天皇が殿上の間を御覧になるところ。
    1. [初出の実例]「内にまゐり給て、殿上に候はせ給ふを、みかど小蔀より御覧じて」(出典:大鏡(12C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む