デジタル大辞泉 「見継ぐ」の意味・読み・例文・類語 み‐つ・ぐ【見継ぐ】 [動ガ四]1 絶え間なく見つづける。見守る。「人さへや―・がずあらむ彦星の妻呼ぶ舟の近付き行くを」〈万・二〇七五〉2 世話をする。「死に残りたらば、―・ぎ奉れ」〈曽我・二〉3 助勢する。援助する。「君を―・ぎ参らせよ」〈義経記・五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「見継ぐ」の意味・読み・例文・類語 み‐つ・ぐ【見継・見次】 〘 他動詞 ガ五(四) 〙① 見とどける。見守りつづける。[初出の実例]「人さへや見不継(みつがず)あらむ彦星の妻よぶ舟の近づき行くを」(出典:万葉集(8C後)一〇・二〇七五)② 次々と見る。[初出の実例]「人々もあまたみつき、言ひ散らさんことと」(出典:源氏物語(1001‐14頃)常夏)③ 傍らにあって世話を続ける。[初出の実例]「都の御事をば、誰見次き進(まゐ)らせよとて」(出典:平松家本平家(13C前)九)④ 助勢する。支援する。救助する。[初出の実例]「戦場なればおそろしくて、子うたるるを見つがざりけり」(出典:平治物語(1220頃か)中)⑤ ( 「貢ぐ」とも書く ) 特に、生活のめんどうをみる。財物を供給して人を助ける。しおくる。[初出の実例]「此たび廿五両、またあとより道安のすきま見合せみつぐべし」(出典:浮世草子・好色旅日記(1687)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例