見逸れる(読み)ミソレル

デジタル大辞泉 「見逸れる」の意味・読み・例文・類語

み‐そ・れる【見逸れる】

[動ラ下一][文]みそ・る[ラ下二]見てそれと気がつかないでいる。また、見当違いな見方をする。→見逸れ
「人ヲ―・レル」〈和英語林集成

み‐はぐ・れる【見逸れる】

[動ラ下一][文]みはぐ・る[ラ下二]見失う。また、見そこなう。
「愛する者の心を―・れる」〈里見弴多情仏心

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精選版 日本国語大辞典 「見逸れる」の意味・読み・例文・類語

み‐はぐ・れる【見逸】

  1. 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]みはぐ・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙みはぐる(見逸)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「田圃は近道、見逸(ハグ)れまいぞよ」(出典:長唄・拙筆力七以呂波(1828)供奴)

み‐そ・れる【見逸】

  1. 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]みそ・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 見忘れる。うっかりして見おとす。見そこなう。見あやまる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「誰とてもみそれぬ物や花の㒵(かほ)〈重方〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)

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