精選版 日本国語大辞典 「覚彌」の意味・読み・例文・類語 かくや【覚彌】 〘 名詞 〙 刻んだ漬物をいう。みそ漬、たくあん、ぬか漬などの古漬を刻んで水にさらし、酒、醤油などをかけて食べる。江戸時代の初め、東照公の料理人岩下覚彌の創始(随・松屋筆記(1818‐45頃))とも、高野山の隔夜堂を守る歯の弱い老僧のために作られたものから(随・柳亭記(1826頃か))ともいう。かくやい。[初出の実例]「古なすにもり口のかくや」(出典:洒落本・通言総籬(1787)一) かくやい【覚彌】 〘 名詞 〙 「かくや(覚彌)」の変化した語。[初出の実例]「かくやいのかうかう」(出典:洒落本・青楼松之裡(1802)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by