覚生村(読み)おぽつぷむら

日本歴史地名大系 「覚生村」の解説

覚生村
おぽつぷむら

[現在地名]苫小牧市字錦岡にしきおか・字樽前たるまえ

明治初年(同二年八月から同六年の間)から明治三五年(一九〇二)三月までの村。勇払ゆうふつ郡の西部に位置し、西は覚生川を境として樽前村、東は錦多峰にしたつぷ村に接し、北に樽前山(一〇四一メートル)がそびえ、南は太平洋に臨む。近世ヲホプ、ヲホウなどとよばれ、鰯出稼漁場であった(苫小牧市史)。明治二年八月に土佐高知藩の支配地となり、同四年の高知藩の調査ではヲホフ村の永住人は二戸・六人(「勇払千年両郡引継書」道立文書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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