親ヶ谷古墳(読み)おやがだにこふん

日本歴史地名大系 「親ヶ谷古墳」の解説

親ヶ谷古墳
おやがだにこふん

[現在地名]垂井町市之尾 深谷

清塚きよづか古墳の北西、標高一九三メートルの丘陵頂上部に立地。墳丘は直径二六メートル、高さ二・五メートルを測る円墳か、あるいは前方後円墳の可能性がある。墳丘には葺石がみられ、内部主体は南北方向に主軸をとる粘土槨であったと考えられる。明治一一年(一八七八)盗掘を受け、その際に粘土槨の北端から木箱に納められた状態で、鏡・石製品・玉類などが朱に埋まって出土したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 所在

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android