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親子酒

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デジタル大辞泉プラスの解説

親子酒

古典落語の演目のひとつ。十代目桂文治が得意とした。オチは考えオチ。主な登場人物は、親子。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

親子酒
おやこざけ

落語。もとは小咄(こばなし)で、京都の初代露の五郎兵衛(つゆのごろべえ)が残した『露休置土産(ろきゅうおきみやげ)』(1705)に載る「親子共(とも)に大上戸」が原話であり、それが引き伸ばされ、脚色されて一席物となった。酒好きの親子が禁酒の約束をするが、実行はなかなかむずかしく、息子の留守に父親は女房を拝み倒して酒を飲む。酔っぱらっているところへ、これもお出入り先の旦那(だんな)と2人で2升5合も飲んだ息子が酔っぱらって帰ってくる。父親は「ばかやろう、この身代をお前にそっくり譲っていこうと思えばこそ」と息子の顔を見るが、その顔がいくつにも見えるので、「そんな化け物みたいなやつにとても身代は譲れません」「はッはッはッはッは、冗談いっちゃいけねえ、あたしだってこんなぐるぐる回るような家はもらったってしょうがねえや」。この噺は7代目、8代目三笑亭可楽を経て5代目柳家(やなぎや)小さんに伝わった。[関山和夫]

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