親川(読み)えーがー

日本歴史地名大系 「親川」の解説

親川
えーがー

[現在地名]与那原町与那原

与那原の新島みーじまにある泉で与那原親川よなばるえーがーが正式な名称。国道三二九号と国道三三一号が合流する与那原三差路の東側、住宅と商店が混在する一画の小公園内にある井泉与那原よなばる集落は親川を中心に村立てが始まったとの伝承がある。「琉球国由来記」には「オヤガワ」ともみえ、浜ノ御殿に天降りした天女の子の産井として使われたという伝承が記される。聞得大君の就任の際の御新下おあらお儀礼では大君に対する「水撫で」が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android