親質(読み)おやじち

精選版 日本国語大辞典 「親質」の意味・読み・例文・類語

おや‐じち【親質】

  1. 〘 名詞 〙 小さい質屋が大きい質屋に資金融通を求めるため提供する質物
    1. [初出の実例]「小僧が背負出して親質へ送れば、ホンの遣繰(やりくり)の中宿に借直(かりね)の夢をみるのやうな衣服(きもの)」(出典当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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