観世水(読み)カンゼミズ

デジタル大辞泉 「観世水」の意味・読み・例文・類語

かんぜ‐みず〔クワンゼみづ〕【観世水】

観世大夫紋所だったところから》渦を巻く水の模様扇面謡本表紙などに用いられる。かんぜすい。

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精選版 日本国語大辞典 「観世水」の意味・読み・例文・類語

かんぜ‐みずクヮンゼみづ【観世水】

  1. 〘 名詞 〙 ( 観世太夫の紋所が、渦巻模様であるところから ) うずを巻いた水の模様。扇面、謡本の表紙、装束道具などにも用いられる。
    1. 観世水
      観世水
    2. [初出の実例]「観世水瀬川もかれてよし原もやけ野が原に年ぞくれゆく」(出典:狂歌・千紅万紫(1817))
    3. 「朱緞子(しゅどんす)と銀と観世水(クヮンゼミヅ)の稍(やや)幅細な帯を胸高に」(出典婦系図(1907)〈泉鏡花〉後)

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