観明寺(読み)かんみようじ

日本歴史地名大系 「観明寺」の解説

観明寺
かんみようじ

[現在地名]一宮町一宮

院内いんないにある。玉前たまさき神社の別当寺で、玉崎山と号する。天台宗で、長南ちようなん長福寿ちようふくじゆ寺末であった。天平六年(七三四)行基の開基、円仁の中興と伝え、本尊十一面観音は欽明天皇一一年に海中より引上げられたものという。永禄七年(一五六四)一二月一三日の正木時通禁制(寺蔵文書)に寺号がみえる。天正一八年(一五九〇)六月には豊臣秀吉が禁制を与えている(同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む