角切(読み)つのきり

精選版 日本国語大辞典 「角切」の意味・読み・例文・類語

つの‐きり【角切】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つのぎり」とも ) 奈良春日大社で、毎年秋の彼岸に行なった鹿の角を切り落とす行事。現在は一〇月の日曜日祭日に行なう。鹿の角切り。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「角ぎりや礎のこす鹿の京〈鬼貫〉」(出典:俳諧・奈良ふくろ角(1710))

かく‐ぎり【角切】

  1. 〘 名詞 〙 物を四角に切ること。また、その物。
    1. [初出の実例]「生(なま)貝を角切にして」(出典浮世草子男色大鑑(1687)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む