角声(読み)かくせい

精選版 日本国語大辞典 「角声」の意味・読み・例文・類語

かく‐せい【角声】

  1. 〘 名詞 〙 角笛(つのぶえ)の音。多く狩や軍中で用いられた。
    1. [初出の実例]「万方一概角声徹、愁涙断腸吾道窮」(出典:狂雲集(15C後)詩)
    2. 「角声猟を報ず」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉歌女)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「角声」の読み・字形・画数・意味

【角声】かくせい

角笛の声。唐・杜甫〔府に宿す〕詩 永夜の角聲、悲しみて自ら語り 中天色、好きも誰(たれ)か看ん

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