角筆(読み)カクヒツ

デジタル大辞泉 「角筆」の意味・読み・例文・類語

かく‐ひつ【角筆】

宮中読書始めなどに用いる、字をさし示す棒。象牙などで筆の形に作った。また、訓点記入にも用いられた。字さし。かくひち

つの‐ふで【角筆】

角筆かくひつ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「角筆」の意味・読み・例文・類語

かく‐ひつ【角筆】

  1. 〘 名詞 〙 読書始めなどに用いる、字をさし示す棒。また、書物紙面に跡をつけて、訓点などを記入するのに用いるものもいう。象牙、木、竹などで、筆の形に作られる。字さし。
    1. [初出の実例]「置点図角筆等案」(出典江家次第(1111頃)一七)

つの‐ふで【角筆】

  1. 〘 名詞 〙かくひつ(角筆)

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