…一方,大量部数のものや重版の見こまれるもの,あるいは輪転機にかけるものは,原版からいったん紙型をとり,これに鉛合金を流しこんで複製の鉛版(輪転機にかけるものは丸鉛版,そうでないものは平鉛版)をつくって印刷に供する。印刷あるいは紙型をとった後は,できるだけ早く版をこわし(解版),小さい本文用活字は全部加熱して溶かしてしまうが,その他の材料は再度使用する。鉛版を使って印刷する場合,一部の誤りを訂正するには,その部分をくり抜いて別の活字あるいは小鉛版などをはめこむ。…
※「解版」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」