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解釈人類学 かいしゃくじんるいがくinterpretive anthropology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

解釈人類学
かいしゃくじんるいがく
interpretive anthropology

アメリカの人類学者 C.ギアツによって提唱された人類学的方法論の一つ。 M.ウェーバーや T.パーソンズの提起した行為と意味の問題,S.ランガーの象徴哲学,A.シュッツの現象学的社会学などによりながら,象徴の意味解釈を目指す。ギアツは,文化とは意味のある象徴が秩序だって構成されるテキストの集積であると考えた。ギアツのいう「解釈」とは,あたかもテキストを読み解くように,ある社会においてその社会成員が象徴に意味を求め,また与えていく過程を理解し,再構成することである。ギアツは,文化の分析は法則性を求める実験科学ではなく,意味を求める解釈科学であると主張し,人類学のみならず人文社会科学の多くの分野に影響を与えた。

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