いいしら‐・ずいひしら‥【言不知】
- 〘 連語 〙 ( 動詞「いいしる(言知)」の未然形に打消の助動詞「ず」の付いたもの ) 言いようもない。なんとも形容できない。善悪、好悪、貴賤などの両極にいう。
- [初出の実例]「そゑにとてとすればかかりかくすればあないひしらずあふさきるさに〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇六〇)
- 「白き衣(きぬ)のいひしらず煤(すす)けたるに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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