出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…とくに空間的な位置,距離などの知覚に関与する。頭頂連合野から側頭連合野にかけて聴覚野をとり囲んで言語野がある。側頭連合野は眼で見たものの形状を知覚するなど,外界の事物の表象を生ずる働きがある。…
…左脳と右脳はそれぞれ,体の反対側の半分の運動と感覚を支配しているだけでなく,認知や思考の働きに関して左脳と右脳とのかかわり方に比重の違いがある。言葉の意味を理解する領域(側頭・頭頂領域,感覚性言語野)は,大多数の人で左脳のほうが右脳より大きく,右脳に比べて神経細胞の数が多く,それがつくる回路網が複雑である。右利きの人では,この側頭・頭頂領域が左脳で広い者が64%,右脳で広い者が16%,左右脳で差がない者が20%であるが,左利きでは,左脳で広い者が22%,右脳で広い者が46%,左右脳で差がない者が32%となる(ゲシュウィントN.GeschwindとレビツキーW.Levitzky,1968)。…
※「言語野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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