訓伽陀(読み)クンカダ

デジタル大辞泉 「訓伽陀」の意味・読み・例文・類語

くん‐かだ【訓××陀】

《訓は和訓伽陀諷誦ふうじゅの意》仏教歌謡の一。和文体による伽陀の称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「訓伽陀」の意味・読み・例文・類語

くん‐かだ【訓伽陀】

〘名〙 (「伽陀」はgāthā の音訳で、広義では偈(げ)または諷誦(ふうじゅ)と訳す。歌謡の意) 仏語仏前で伽陀のかわりにうたう邦語の歌謡の称。今様形式と、朗詠形式とがあり、和讚法文歌と共通する面をもっている。

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世界大百科事典(旧版)内の訓伽陀の言及

【伽陀】より

…そのそれぞれに数曲があるので,歌詞の最初を採って,《天人伽陀》《衆罪伽陀》などと称することもある。以上と別に,和文の韻文に伽陀ふうの曲節を付けたもので,訓伽陀と称するものがある。真宗系の和讃は,名称は和讃でも訓伽陀に近いものといえる。…

※「訓伽陀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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