普及版 字通 「訶」の読み・字形・画数・意味
訶
12画
[字訓] しかる・うた
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は可(か)。可は祝を収めた器(口、(さい))を柯枝で殴(う)ち、その成就を求めて、神を呵責する意。その祈る声を訶という。
[訓義]
1. しかる、せめる。
2. その声におのずから声調があり、訶は歌の初文。金文に歌の意に用いる。〔説文〕八下の歌の重文を謌に作る。うた、うたう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕訶 イサフ・イカル・セム・チカフ・ハカル・トフ・ムカフ・キラフ・タヒラカナリ
[語系]
訶xai、可khai、何haiは声義近く、同系の語。
[熟語]
訶▶・訶護▶・訶辱▶・訶責▶・訶詆▶・訶怒▶・訶咄▶・訶詈▶
[下接語]
諧訶・訶・教訶・禁訶・軽訶・譴訶・護訶・訶・嗔訶・誅訶・詆訶・怒訶・摩訶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報