証拠改ざん事件

共同通信ニュース用語解説 「証拠改ざん事件」の解説

証拠改ざん事件

大阪地検特捜部は2009年6月、障害者団体向けの郵便割引制度を利用するための証明書偽造に関与したとして、厚生労働省局長だった村木厚子むらき・あつこさんを逮捕、7月に起訴した。10年9月に無罪判決が言い渡された後、証拠品のフロッピーディスク内に保存された文書データの最終更新日時が、検察側の描く事件の時系列に合うよう書き換えられていたことが新聞報道で発覚最高検は、捜査主任だった前田恒彦まえだ・つねひこ元検事を証拠隠滅罪で起訴。改ざんを隠したとして上司だった大坪弘道おおつぼ・ひろみち元特捜部長と佐賀元明さが・もとあき元副部長も犯人隠避罪で起訴した。いずれも有罪が確定。証拠改ざん隠蔽いんぺい事件とも呼ばれる。

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