詩想(読み)シソウ

デジタル大辞泉 「詩想」の意味・読み・例文・類語

し‐そう〔‐サウ〕【詩想】

詩を生み出すもとになるような感情・思考。「詩想に富む人」「詩想がわく」
詩に歌われている思想・感情。「清新な詩想がみなぎる作品

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「詩想」の意味・読み・例文・類語

し‐そう ‥サウ【詩想】

〘名〙
① 詩を生み出そうとする感情や想念
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙一二五官に触る物が同一にして常に変る事なからんには、詩想(シサウ)に富める人も得堪ふまじう思ふを」
② 詩にあらわされている思想。
抒情詩(1897)わが影〈田山花袋〉序「詩想と詩形との如何なる関係を保てるものなるか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android