認知症と向精神薬

共同通信ニュース用語解説 「認知症と向精神薬」の解説

認知症と向精神薬

認知症患者が示すさまざまな行動・心理症状(BPSD)に対し、抗うつ薬抗不安薬、睡眠導入薬、統合失調症で使われる薬といった向精神薬が処方されることがある。日本認知症ケア学会が全国の「かかりつけ医」を対象に2012年度に実施した調査では、向精神薬を処方している認知症患者がいると回答した医師が9割近くを占めた。副作用転倒骨折リスクが高まったり、有効性が証明されていない症状に使われたりすることもあり、厚生労働省ガイドラインは患者や家族に十分説明し同意を取るよう求めている。

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