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抗不安薬 コウフアンヤク

デジタル大辞泉の解説

こうふあん‐やく〔カウフアン‐〕【抗不安薬】

不安・緊張などの症状を緩和する目的で使用される、向精神薬の一種。鬱病神経症などの精神疾患心身症のほか、さまざまな内科・外科疾患に伴う不安を和らげるために幅広く使用される。日本では主にベンゾジアゼピン系の薬剤が使用されている。ジアゼパムなど。脳内でGABA作用の働きを高めることにより神経伝達を抑制する。抗精神病薬に比べて作用が穏やかで、マイナートランキライザーともよばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こうふあんやく【抗不安薬】

精神安定剤の一。不安や緊張などを軽減させる薬の総称。穏和安定薬。マイナー-トランキライザー。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の抗不安薬の言及

【向精神薬】より

…香油を名産とするエジプトで生まれたポリュダムナPolydamnaがこれをヘレネに与えたのだった〉。これが精神状態を抗不安薬で良くした最古の記録である。このほかにアヘンとブドウ酒が有効だと古くから信じられてきた。…

【ジアゼパム】より

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬(マイナー・トランキライザー)の代表的な薬物。1960年に合成され,63年から臨床に用いられるようになり,日本では64年から発売されている。…

【鎮静薬】より

…大脳皮質を軽度に抑制すれば目的が達せられるので,通常,バルビツレート,抱水クロラール,ブロムワレリル尿素,グルテチマイド,メチプリロンなどの催眠薬が用量を減少して鎮静薬として用いられる。最近では,図のような薬物よりもベンゾジアゼピン系抗不安薬(クロルジアゼポキシド,ジアゼパム,ニトラゼパム,フルラゼパムなど)が鎮静の目的で用いられる。これらの薬物は安全域が広く,自然睡眠に近い眠りに導く。…

【トランキライザー】より

…静穏薬,精神安定剤などと訳された。抗不安薬を意味するのがふつうであるが,まれに広義に,マイナー・トランキライザーminor tranquillizer(穏和精神安定剤)とメジャー・トランキライザーmajor tranquillizer(強力精神安定剤)とに2分類される。しかし,まぎらわしいので現在では,前者を抗不安薬anti‐anxiety drug,後者を抗精神病薬anti‐psychotic drugとよぶようになった。…

※「抗不安薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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