誣罔(読み)フモウ

デジタル大辞泉 「誣罔」の意味・読み・例文・類語

ふ‐もう〔‐マウ〕【××罔/××誷】

作りごとを言って人をそしること。誣謗ふぼう誹謗ひぼう。「誣罔ざんにあう」

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精選版 日本国語大辞典 「誣罔」の意味・読み・例文・類語

ふ‐もう‥マウ【誣罔・誣妄】

  1. 〘 名詞 〙 いつわって言うこと。ないことをあるように言って、人をおとし入れること。誣謗(ふぼう)
    1. [初出の実例]「其欲聖門仁義之旨於天下万世、而必不此含糊不決之論以誣罔後世学者也」(出典語孟字義(1705)上)
    2. 「作者を冒涜する誣妄(フモウ)言辞を弄しているわけではない」(出典:島崎藤村(1946‐56)〈平野謙新生)
    3. [その他の文献]〔漢書‐薛宣朱博伝賛〕

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普及版 字通 「誣罔」の読み・字形・画数・意味

【誣罔】ふもう(まう)

でたらめで欺く。〔漢書、武帝紀〕(元鼎五年)樂侯欒大(らんだい)、誣罔に坐して斬(腰斬せらる。

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