誰袖草(読み)タガソデソウ

デジタル大辞泉 「誰袖草」の意味・読み・例文・類語

たがそでそう〔たがそでサウ〕【誰袖草】

中里恒子小説。昭和53年(1978)刊行翌年、第18回女流文学賞受賞。

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精選版 日本国語大辞典 「誰袖草」の意味・読み・例文・類語

たがそで‐そう‥サウ【誰袖草】

  1. 〘 名詞 〙 ナデシコ科の多年草。本州中部の山地にまれに生える。高さ三〇~五〇センチメートル。茎は群がって生え先端部には腺毛があって粘る。葉は長さ三~八センチメートルの披針形で対生し、両面に短毛が生える。初夏、茎の先端に香気のある白い五弁花が咲く。花弁の先端は分裂しない。「古今集‐春上」の「色よりも香こそあはれと思ほゆれ誰が袖ふれし宿の梅ぞも」にちなんでこの名がつけられたという。〔物品識名拾遺(1825)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「誰袖草」の解説

誰袖草 (タガソデソウ)

学名Cerastium pauciflorum var.oxalidiflorum
植物。ナデシコ科の多年草

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