談議所村(読み)だんぎしよむら

日本歴史地名大系 「談議所村」の解説

談議所村
だんぎしよむら

[現在地名]金沢市鳴和町なるわまち・鳴和一丁目・大樋町おおひまち春日町かすがまち

山上やまのうえ村の北東金腐かなくさり川上流左岸に位置。談儀所とも記した(正保郷帳など)。村名の由来は二条家領小坂おさか庄の惣鎮守春日大明神(現小坂神社)神宮寺の談義所が当地にあったことによるという(三州志)正保郷帳によれば高四二五石余、田方二七町一反余・畑方一町二反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高四六八石、免六ツ五歩、小物成は山役六八匁(三箇国高物成帳)。安政二年(一八五五)の高四七二石、家数六五(うち頭振三三)・人数三〇六(「高免家数人数等書上」亀田文書)。農間余業として布賃織・笠縫が行われ、茶・菜種・麻栽培も行われた(「河北郡誌」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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