請求異議訴訟

共同通信ニュース用語解説 「請求異議訴訟」の解説

請求異議訴訟

民事裁判判決が確定したことにより何らかの債務を負った者が、裁判の口頭弁論終結後に事情が変わったとして、債権者による強制執行を認めないよう裁判所に求める訴訟民事執行法に規定されている。例えば弁論終結後に借金を完済したとき、財産の差し押さえを防ぐ手段として起こされることがある。今回の訴訟では、福岡高裁の開門命令が確定し、国に開門という「債務」が発生。開門請求権を持つ漁業者が「債権者」に当たる。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android