諏訪神社(秋田県)(読み)すわじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「諏訪神社(秋田県)」の意味・わかりやすい解説

諏訪神社(秋田県)
すわじんじゃ

秋田県仙北郡美郷(みさと)町六郷(ろくごう)に鎮座。1987年(昭和62)に「秋田諏訪宮」と改称。健御名方富命(たけみなかたとみのみこと)と八坂刀女命(やさかとめのみこと)を主祭神とする。802年(延暦21)坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の創建と伝える。中世、領主六郷氏の総鎮守として尊崇され、近世に入り佐竹氏もまた厚い崇敬を寄せて社殿修造や社領の寄進などを行った。旧県社。例祭は8月24日。2月15日に行われる小(こ)正月行事の竹打ちは、南北二手に分かれた若者が青竹で打ち合い、その年の豊凶を占うものである。

[高橋美由紀]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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