諏訪館跡(読み)すわやかたあと

日本歴史地名大系 「諏訪館跡」の解説

諏訪館跡
すわやかたあと

[現在地名]福井市城戸内町 上蛇谷

朝倉館跡から南へ約二〇〇メートル離れた字上蛇谷かみじやだんにあり、比高約一〇メートルほどの台地に位置する。永禄四年(一五六一)側室小宰相局を失い、同一一年にはその局の産んだ阿君を毒殺された傷心朝倉義景を慰めるために選ばれた小将局のために新造された館跡で、「朝倉始末記」にも「斎藤兵部小輔息女小将殿ト申ニ被、則諏方ノ谷ニ新屋形ヲ立置給フ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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