諦視(読み)テイシ

デジタル大辞泉 「諦視」の意味・読み・例文・類語

てい‐し【諦視】

[名](スル)じっと見つめること。見きわめること。諦観
「無視していた現実を新たに―することによって」〈島木健作・続生活探求

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精選版 日本国語大辞典 「諦視」の意味・読み・例文・類語

てい‐し【諦視】

  1. 〘 名詞 〙 じっと見つめること。子細に見ること。諦観。〔漢語字類(1869)〕
    1. [初出の実例]「不知庵の評は〈略〉一種の諦視しがたき理義の道に入りはじめたり」(出典:柵草紙の山房論文(1891‐92)〈森鴎外〉逍遙子の諸評語)
    2. [その他の文献]〔魏志‐明帝紀裴注〕

たい‐し【諦視】

  1. 〘 名詞 〙ていし(諦視)

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普及版 字通 「諦視」の読み・字形・画数・意味

【諦視】ていし

よく見る。〔三国志、魏、呉質伝注に引く質別伝〕~郭后に命じて、出でて質等を見しむ。曰く、、仰いで之れを諦せよと。其の至親なること此(かく)の如し。

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